Top > 広報みあさづくり通信/2024年3月号

2024年3月号 Edit

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祝・美麻小中学校児童生徒数100人 Edit

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美麻小中学校の児童生徒数が平成24年以来、12年ぶりに100人の大台に乗りました。


お宝発見! 貴重な民俗資料を大町市に寄付しました。 Edit

 美し村開拓プロジェクトで解体を進めている元の関の古民家から、明治、大正時代の商店のチラシやカレンダーなど40点以上が発見されました。いずれも当時の住民の生活を様子を伝える貴重な資料であるため、大町市に寄付をし、市文化財センターで継続的に保存、管理をしていただくよう、1月24日に寄付をしました。
 発見された物の中には、当時美麻地区内にあった商店のポスターもあり、大糸タイムスさんの協力をいただき、情報を募ったところ多くの方より貴重な情報をいただくことができました。由縁のわかった商店のポスターなどは、コピーを子孫の方にお渡しさせていただくことにしました。発見されたチラシなどは、すべてデジタルデータで保存して、地域文化の継承と地域活性化に活用していく予定です。

お店のチラシ寄せられた情報
202403p2 03.png小林商店: 二重湯の海地区に 90年ほど前まであった商店のチラシ。当時は湯の海だけで複数の商店があったらしい。
202403p2 02.png北澤商店: 二重向地区にあった商店のカレンダー。情報提供者のおじいさんがよく買い物をしていたと聞いたことがあるとの情報。
202403p2 01.png大門商店: 二重宮村地区にあった商店のチラシ。昔、水上神社入口にあった羽田商店より、以前にあった店ではないか?との情報。
202403p2 04.png横前屋:大正2年のカレンダー。二重元の関にあった商店。家には塩専売所の看板が残っていました。家の人は、家が「よこめ」と呼ばれる理由がわかったとのこと。

   (star)情報をお持ちの方は事務局までお寄せください。


移住定住交流会に参加(移住定住SA活動報告) Edit

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 北アルプスユーアイ会主催の移住・定住交流会が12月10日に大町市総合福祉センターで開催され、初めて参加して来ました。
 交流会には年齢も出身地も様々な方達が集まり、初めて参加した私達も抵抗なく、溶け込むことが出来ました。なぜなら、アドバイザーの方達の進行が素晴らしく、ほとんどの参加者と交流し、お話をたくさんすることが出来たからです。大町市に来てまだ2ヶ月の方、これから移住を考えている方、もう大町市にきて何十年の方、山が好きな方、起業したい方、お店、宿をされている方、私達は主婦ですが、皆さんのお話を聞いて、良い刺激になりました。
 皆さんが「大町市は住みやすく、景色も最高です」と言っていました。美麻に住んでいる方は少なかったので、次回、参加した時には美麻の良い所をアピールしていきたいと思いました。
 美麻地区移住定住サポートアンバサダー(SA) 安松由香、早川安希子


大塩地区でどんど焼き Edit

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 大塩地区のどんど焼きを1月14日(日)に行いました。前日の雪も止み青空のもとで地区の方や子どもたち、山留生が大勢集まり、子どもだけでも25人も集まりました。交代で地域の方に教わりながら藁を縛りながら組み立てていき、最後にお正月のお飾りや習字、太鼓のバチなど願いを込めて縛りました。年男、年女の方に藁で点火してもらいどんど焼きのスタートです。だるまが燃えたり、転がったり、煙をはいたりした時は歓声が上がり盛り上がりました。無病息災を祈りながら餅を焼いた後はお楽しみタイム!子どもたちの大好きなマシュマロや、今年は差し入れに頂いたベーコン・ソーセージが好評で来年も食べたいとの声もありました。地区のPTAが主催で行っていますが世帯数も減り、軽トラを持つ家庭も少ない事からどんど焼きの準備が難しくなっています。地域の方の協力があってこそ行える行事なので、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います。(大塩地区PTA会長 青木 邦子)


旧中村家住宅で「巻き俵」行事 Edit

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 青具の重要文化財「旧中村家住宅」で1月6日(金)、毎年恒例の「巻き俵」行事が行われました。この行事のはじまりは、江戸中期の元禄11年(1698)に主屋を建立したときの梁(はり)材の木片を芯に毎年ワラを巻き足し、家内安全と家の繁栄を願ったものです。
 囲炉裏の煙でいぶされて茶色になった中心部のワラは300年以上前のものといいます。かつては中村家で正月の年中行事として行っていましたが、現在は建物を管理する大町市文化財センターが行事を主催しています。
 今年は、一般参加者の募集を行い、安曇野市から小学生ふたりを含むご家族3名と市内八坂から1名が参加されました。完成した巻き俵に参加者全員で各種縁起物を飾りつけ、元日に発生した能登半島地震の被災者や世界で起きている戦争や紛争の被害者の方々などに思いを寄せながら参加者家族の健康や地域と世界の平和を願いました。                  大町市文化財センター


山村留学生と美麻・八坂小中学生がスキー交流 Edit

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 美麻公民館は、八坂公民館、(公財)育てる会八坂美麻学園と合同で1月14日、鹿島槍スキー場を会場に、スキー教室を開催しました。この教室は育てる会の地元貢献活動の一つで、山村留学生と地元の子どもたちがスキーを楽しく学びながら交流するものです。
 この日は、山村留学生と両公民館で募集した八坂・美麻の両小中学生の約50人が参加。育てる会と大町市の職員等を講師に、レベル別に5人程度のグループに分かれ、技術指導を受けました。好天にも恵まれ、スキーレッスンにも力が入り汗ばむほどでした。
 滑り終えた子どもたちは、ゴーグルで下半分だけ雪焼けした顔で、「山留生とも話せて楽しかった。もっとやりたい」「今日習ったことを参考にして、スキーバッジテストに絶対合格する!」と充実感いっぱいで話しました。(美麻公民館


大切な仲間と「年末演奏会」 Edit

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 私は小学1年生から太鼓を始め、先輩達の背中を見ながら太鼓を練習して来ました。この1年はメンバーに支えられながらリーダーの役割も任されたことで、人間として大きく成長出来たと思います。受験生なのもあり練習をしばらくお休みしていたのですが、復帰して久しぶりに皆と打てた時は、太鼓を打つことの楽しさを思い出せて嬉しかったです。 本番は落ち着いて出来ましたが、お客様の前で話す時は息が切れてしまい上手く話せなくて少し悔しかったです。でも保科さんの涙を頂戴できたので良しとします!(笑)
 年末演奏会を終えて、改めて1つのことに向かっていける仲間がいることの大切さを感じました。この環境で経験したことはこの先絶対に役に立つし、自分に自信を持って生きていける気がします。本当にたくさんの方にお世話になりました。これまでもこれからもずっと美麻が大好きです。ありがとうございました!
 源流美麻太鼓子供会リーダー 倉品誠夏


広報100号で振り返る 美麻の地域づくり「いーつのことだか、思い出してごらん♪」 Edit

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 「広報みあさづくり通信」は、地域の皆様のご協力により、第100号目を発行することができました。感謝申し上げます。思い起こせば、市町村合併の話が起こった当時、地域の将来に不安を感じた有志とともに、初めて視察に伺った長野市松代町のNPO法人夢空間松代の皆さんから「まちづくりの情報発信手段を自分達で持つために印刷機は必要」とアドバイスを受けました。その後、2年間の激しい地域づくりへの議論の末、市町村合併後の平成18年5月に美麻地域づくり会議が設立され、初代広報部会長の私が最初に購入した物品が印刷機でした。「広報おおまち」に掲載されない地域の情報を住民が自ら集め発信することを通して、市町村合併後の美麻地区のまとまりを維持したい。そんな思いから発行がスタートしました。創刊号こそ印刷屋さんに依頼しましたが、その後は、自前で印刷をするようになり、レイアウト、ページ数、臨時号の発行も自由に設定できるようになりました。
 印刷機や紙折機は会員の皆様にもご利用いただき活躍しています。編集作業は本当に大変ですが、多くの皆様のご協力で滞りなく発行できています。現在は、美麻wikiのホームページ、コミュニティ・カレンダー、地域SNSでも美麻地区の情報がご覧いただけますが、紙媒体も必要性と考えており、今後も発行を継続していきます。
掲載される記事の内容は、これからも月日とともに変化するでしょう。美麻で暮らす人たちの小さな変化の積み重ねを地域の歴史として刻んでいけるよう、今後もみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
地域づくり会議会長 前川浩一 


クロスカントリースキーを楽しもう Edit

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1月9日(火)、3学期の始業式が行われました。体育館ではなくmeet(テレビ通話)での式になりましたが、3年生は一人一人「3学期の抱負」を発表しました。それぞれ新年の思いを「漢字一字」に込めて毛筆で書きました。meetでの式だったため、一人ずつパソコンの前に立ち、一文字習字を持って、抱負とその字にした理由を発表しました。それぞれ新年の決意と思いのこもった力強い発表となりました。これから、その目標を実行・実現できるように頑張ります!   文責 小倉 克枝


雨よ、やんでください。 Edit

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 ホップ期の子ども達は,爺ガ岳スキー場でのスキーとカレーを毎年楽しみにしています。4年生にとってはホップ期の仲間とアルペンスキーができる最後の年です。今年は雪が少なく不安でしたが何とか中止にならずにスキー教室が実施できました。
 当日はずっと小雨でしたが、子どもたちは、滑りが上達したり、楽しく滑ったり、スキーを満喫していました。お昼が近づくと、雨でスキーウェアはビショビショ・・・。午後も滑りたいという気持ちの子もいましたが、午前中のレッスンを終えてパウダーパフに戻った頃には、さらに雨が強くなってしまったので、切り上げの判断をしました。
 残念な気持ちにもなりましたが、あっという間にカレーをおいしくいただき、バスの中でも元気いっぱいで帰ってくることができました。第2回目は晴れますように。   文責 矢口 秀幸


新たな気持ちで一歩踏み出す! 自治会引き継ぎ Edit

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 自治会を引継ぎ、9年生がいないことに不安と寂しさを抱えながらスタートした新ジャンプ期の7・8年生。どんな学校をめざしたいのか、「仲良し」「楽しむ」「本気」「try」など、スローガン決めでは意見が飛び交いました。リーダー会・自治会も新体制でスタートし、正副委員長は初めてのメンバーもわかりやすいように楽しいように工夫しました。 3学期は、お世話になった9年生のために、心をこめて9年生を送る会の準備をしていきます。
▶ 生徒の感想より
・スローガンについて対話をしたり、9送会についても話し合ったり…3学期はすごくいそがしい日々になりそうだけどがんばっていきたい。
・第一回の自治会だったが、深いところまで話し込むことができたし、笑いあり、活力ありの良い会になった。反省点があったので、そこを改善できるようにしたい。   文責 太田 さや香


3年生年の抱負〜3学期の始業式〜 Edit

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 1月10日(水)に今シーズン初めてのクロスカントリースキーを1年生と行いました。
 2年生は,昨年の経験から,進んで板をはいて滑る準備をしていました。くつを板に装着するときに苦労している子もいましたが,分かる子がアドバイスをしながら,みんなで1日目は周回コースを何周も滑りました。多くの子がすいすいとスキーを滑らせながら今シーズンはじめてのクロスカントリースキーを楽しんでいました。2回目からは坂から滑り下りるコースが加わってさらに意欲的に滑っていました。坂道を滑り下りるのに苦戦していましたが,何度も挑戦するうちに転ばず滑れるようになっていきました。このクロス体験が,アルペンスキー教室にもいかされるはずです。
文責 徳嵩 敏幸


美麻の口碑伝説(二十一) Edit

  • 不思議な弓(千見のお話)
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    千見地区に細貝(ほそげ)というところに、横川甚作という人がいた。この家には不思議な弓があった。
    先々代の太郎兵衛という人は、なかなかの弓上手であった。
    あるとき、峰通りを歩いていると、ある豪胆な人がふざけて大声でこう呼びかけた。
     「太郎兵衛、貴様は弓が上手だというが、射れるものなら、この睾丸(こうがん)を射ってみよ。」と突っ立ち、大股を広げた。
    太郎兵衛は、これを聞きつけ、さっそく弓をもってきて、わざと睾丸を避けて太股を射通し、あっと言わせた。また、この弓はいつも床の間に置いたおいたが、よく祟りをすることがあった。
     その後、何人もこの座敷へ泊ったが、 みな枕返しに出会ったという。(美麻村誌より)
    ※枕返し(まくらがえし)。・・・・日本の妖怪の一つ。夜中に枕元にやってきて、枕をひっくり返す、または、頭と足の向きを変えるとされている。
    ※細貝(ほそげ)・・・・峰街道沿いで、大笹の東あたり

結ネットアプリ、運用アンケートを実施 Edit

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自治会役員の負担軽減や、災害時の地域内での安否確認支援に期待が持てる、スマートフォン等を利用した「結ネットアプリ」を、現在、地区内で約100名の方の参加を得て運用試験進めています。
 利用上の課題やアプリ向上に対するアンケート調査を1月に実施し、45名の方から回答をいただきました。50歳以上からの回答が8割を占めていました。
Q アプリの利用し易さについての回答
 利用しやすいとした回答は2割に留まりました。今後は、アプリ利用に慣れていない方向けの講習会の開催等を通じて、誰もが利用しやすい環境づくりを進めます。
Q 市からのお知らせ等についての回答
 市からお知らせ等を端末で見られることについては、スマホの画面は小さいため、紙の配布との併用を望むとした回答が5割を超えました。 今後も情報提供のあり方について、自治会と連携しながら進めていく必要があります。
Q 災害モード運用試験に関する回答
 災害情報に気づかなかったとした回答が5割であったことや、情報到達時間に差が生じたとした検証結果もあり、運用試験の訓練を重ねる中、自治会やアプリ開発者とも連携して、運用の改善に結び付けたいと考えています。(美麻地域づくり会議・一般社団法人地域づくり美麻)

【結ネットの参加希望者募集】
地域SNS「結ネット」のシステムを構築するために、実証実験に参加いただける方を募集しています。詳しくは、事務局までお問い合わせください。

お知らせ Edit

花豆栽培に協力を! Edit

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 有休荒廃農地を減らすため、花豆の生産に協力いただける方を募集します。栽培していただける方、畑を貸してくれる方は、事務局までご連絡ください。

地域づくり会議「協賛者募集!」 Edit

令和6年度、美麻地域づくり会議の活動に協賛いただける団体等を募集します。
 協賛いただいた方は、地区のカレンダーやホームページで紹介させていただきます。〇協賛特典
印刷機等使用料の減免、ホームページ作成、管理の代行等
詳しくはお問い合わせください。
(star)申込期限 3月15日(金)